売却代金が入ってくるタイミングは
不動産売却をしようと考えている方のなかには、売買契約締結とともに不動産売却代金が全額手元に入ってくるとお考えの方もいらっしゃるとおもいます。
一般的に正式な入金は後日となるため、売却代金の受け取り可能な時期を事前に確認する必要があります。「売買契約を結んだとき」、「決済・引き渡しのとき」の2回に分けられます。1回目と2回目で売却代金が半分ずつ均等に支払われるわけではありません。
内訳としては、1回目が不動産売却代金の5～10％、2回目で残金全額となることが一般的とされています。
1回目に入ってくるお金は、売買契約が成立した証として支払われる「手付金」に該当するため、金額は比較的少額となるケースが多い傾向とまります。。
売買契約を結んだとき（1回目）から、本格的な入金となる決済・引き渡し（2回目）までの売買契約書に基づいての期間があくため、しっかりとした売買契約の内容確認や資金計画を理解する必要があります。
不動産売買契約を結んでから2週間～３ヵ月の間で決済となることが一般的に多い傾向となります。
不動産売買契約後に期間をもうけるのは、不動産売買契約を結んだあとに、買主の住宅ローン利用や不動産登記などに向けてさまざまな準備が必要となるからです。
準備に必要な期間は、物件の状況にもよるため、場合によっては引き渡しまでに６ヵ月以上の期間が必要となってしまうケースもありますので、しっかりと確認しておきましょう。
入金の予定をある程度確定させたいときは、不動産会社に相談して買主と話してもらい、引き渡しの期日を契約書に記載するようにしましょう。
不動産売却代金の注意点は？
不動産売却代金の注意点は？いつ受け取るかとあわせて確認！
1回目の支払いで受け取る「手付金」においては、不動産の引き渡しが終わるまで買主に返却する可能性がありますのでご注意ください。
手元に入ってきても不動産の引き渡しが終わるまでは、使用しないで保管しておくことをおすすめします。
売却代金の決済方法には銀行振込と現金渡しの2種類があるので、どちらにするかは買主と話し合って決めることも可能です。
銀行振込のほうが安全性は高くなりますが、振込手数料がかかってしまうので、どちらが負担するのかも決めておく必要があります。
売主が支払う費用には、仲介手数料や・印紙税などの費用もありますので、別途用意しておきましょう。
まとめ
不動産売却代金は、「売買契約を結んだとき」、「決済・引き渡しのとき」の2回に分けて支払われますが、「売買契約を結ぶとき」に受け取る「手付金」は場合によっては、返却する可能性もありますので、無事に引き渡しが終わるまでは保管しておきましょう。
また、本格的な入金は売買契約を結んでから2週間～３ヵ月の間で決済となることが一般的に多い傾向となりますが、引き渡しの期日を契約書に設けることで、「決済・引き渡しのとき」までの計画をたてやすくなります。しかし、「決済・引き渡しのとき」を無事にむかえるまでは、さまざまなことに考慮して注意しながら準備するようにしましょう。
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