
シロアリとは
シロアリは世界で約2,260種類が確認されていて、建築物に被害を及ぼすのは53種類とされています。
公益社団法人日本しろあり対策協会では、「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」「アメリカカンザイシロアリ」3種類のシロアリを特に注意が必要としています。シロアリは数万匹〜数百万匹の単位で巣をつくるので、繁殖してしまうとシロアリの被害が拡大されてしまうので、建築物にシロアリを寄せ付けない環境をつくることが重要です。
「シロアリ」と聞いたとき、木造住宅を食い荒らし倒壊させてしまう怖いイメージを持たれがちですが、自然界の中では落ち葉や枯れ木の分解者として、約3億年間地球の生態系に重要な役割を果たしています。
シロアリが好む環境とは
シロアリは木材に含まれているセルロースを栄養源として成長するため、一般的には木造住宅などの建造物に発生しやすい場所とされています。羽アリの大量発生・木材の腐食・床が柔らかくなるなどの症状がでてから見つかるケースが多く、シロアリ被害に気づくまでには、どうしても時間がかかってしまいます。
シロアリが好む環境としては、「日の光がない暗くて多湿の場所」「風通りが悪く空気の滞った場所」「寒暖差があまりない場所」「やわらかい木材がある場所」このような条件がそろう環境で繁殖しやすい性質があります。
基本的には、シロアリは気温に敏感な生き物ですので、寒い冬の間や極端に気温の上がる真夏にはあまり活動をおこなわなく、湿度が高めで気温が25℃〜30℃程度の時期に、日陰を移動して活動します。
シロアリ被害の見つけ方
シロアリ被害の見つけ方は、「床を踏んだとき軋む音や凹んだりする」「ドアの立てつけが悪く歪んだりしている」「柱をたたいたとき空洞音がする」「床に木くずが落ちているのを見つける」「外壁・床下などにシロアリが食べて通った道がある」などがありますが、確認をすることが大変とおもいます。
【セルフチェックが可能な確認方法】
●羽アリが家の周りなどにいるかを確認
●玄関の枠や框などに見覚えのない土がついていないかを確認
●シロアリの糞が落ちていないかを確認
湿度が多く暗くなるときに活発に動き出すので、梅雨時や風呂場や脱衣所に確認できることが多いので注意してチェックしましょう。
シロアリ対策
家の点検をおこない、不具合が見つかった場合に出来るだけ早く修繕をすることで、シロアリの侵入経路をつくらないことが対策として大切です。
また、シロアリは暗い場所や湿気を好みますので、普段から建物の風通しや日当たりを心がけることも予防につながります。押入れ・屋根裏・床下なども定期的に風通しを意識しましょう。
まとめ
シロアリの被害にあわないようにするためには、シロアリが好む状態をつくらないことが大切です。普段から風通しや日当たりを意識し、セルフチェックで確認することで、予防や早期発見につながります。しかし気づかない間に、シロアリの被害にあってしまった場合は、専門業者にシロアリ調査をおこなってもらい、シロアリ駆除やその他不具合があった場合の補修を出来るだけ早くおこないましょう。
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