誰も住んでいない家、放置するとどうなる?空家の劣化を防ぐカギはこれだ!

こんなお悩みはございませんか?

「親族が亡くなって家を相続したけど、誰も住んでいない家をどう管理したらいいかわからない」

「そもそも空き家って放置したらどうなるの?」

「住んでないのにお家が傷むのはどうして?」

皆様が気になるお悩みにお応えするため、今回は空き家が傷む理由と、その対処法について詳しく解説いたします。

どうして住んでいないのにお家が傷むの?

誰も住んでいないのにお家が傷む原因はいくつかあります。

住んでいない家が傷む主な原因の一つは、湿気です。そもそも、日本の気候は高温多湿な特徴があり、特に夏場は湿度がとても高くなりがちです。九州地方では湿度が全国平均を上回り、住んでいてもカビが発生してしまうことも!人が住んでいれば除湿器や換気で湿気対策ができますが、空き家ではその対策が行われず、湿気がじわじわと蓄積します。

結果、カビが繁殖し、建物が傷みやすい状態になってしまうのです。家の隅々まで湿気が侵入し、劣化が進む原因となります。

②害虫や害獣による影響

害虫や害獣による影響も、空き家の痛みが進んでしまう原因の一つです。

「しっかり戸締りをしておけば害虫は入ってこないのでは?」

いえいえ、彼らは戸締りをしてあっても、別の場所からいともたやすく侵入してきます。

侵入してくる場所のひとつは「排水トラップ」です!

通常、排水トラップには水が溜まっており、水道管も曲がった状態に設計されているため、害虫が侵入するのを防いでくれています。

しかし、誰も住んでいない家では水道が使われず長時間放置されてしまうことが多いため、排水トラップ内の水が蒸発してしまいます。

その結果、害虫たちが排水管を通って入り放題に!害虫が増えると、それに惹き寄せられる害獣も現れ、状況はどんどん悪化してしまいます。気がつけば、家の中は無法地帯に…。一度害虫や害獣が繁殖すると、室内は手がつけられない状態になり、駆除が難しくなることも少なくありません。加えて、建物が劣化すると、壁や屋根からも侵入される可能性があります。

③掃除・修繕などのメンテナンス不足が招く劣化

誰かが住んでいるお家の場合、室内が汚れたら掃除をします。庭の草木も伸びてきたらお手入れをしたり、何か壊れている箇所がある場合は修繕をしたりするのが一般的です。

しかし、誰も住んでいないお家の場合、こうしたメンテナンスが一切行われません。

お家の中が汚れていても、何かが破損していたとしても、誰も住んでいないため対処ができず、気づかないうちに状況がどんどん悪化してしまいます。

長い間手入れをしないでいると、カビが繁殖し、建物の耐久性が危機にさらされます。カビが広がると、素材が腐食し、早急な対策が必要になってしまいます。さらに、修繕が必要な状態を放置すると、劣化が進行し、最終的には誰も住めない状態になってしまうことも…。

空き家の痛みを防ぐにはどうすればいいの?

①通水する

排水トラップ内の水が蒸発すると、害虫や害獣が侵入しやすくなります。そのため、定期的に水を流して、トラップ内の水を維持することが大切です。1分程度水を流すだけで、再び水が溜まります。ただし、すでに侵入した害虫や害獣には効果がないため、駆除が必要です。状況が深刻な場合は、専門の業者に依頼するのが良いでしょう。

②換気をする

湿気を防ぐために換気は効果的です。特に新鮮な空気を取り入れることで、湿度が下がります。ただし、湿気の多い地域では外の空気も湿っていることがあるため、扇風機やファンを使って室内の空気を循環させると良いでしょう。また、除湿器を使うことで湿度を大幅に下げることも可能ですが、水を定期的に捨てる必要があります。

③家の管理を委託する

定期的なメンテナンスが難しい場合は、家の管理を他の人に委託するのも一つの手です。これにより、通水や換気などの対策を代わりに行ってもらえます。ただし、当然ながら依頼には費用がかかります。依頼する期間が長いほど費用がかかるため、維持管理のためにコストを捻出できる余裕がないと難しいです。

住んでいない家の売却をオススメする理由

1. 倒壊の危険

放置した家は劣化しやすく、倒れるリスクが高まります。これが周囲の住民に危害を及ぼす可能性もあります。

2. トラブルの増加

放火や不法投棄といった問題が起こりやすくなり、地域の安全に悪影響を及ぼします。

3. 売却価値の低下

劣化した住宅は市場価値が下がり、買い手が減ります。早めに売らないと、思ったよりも少ない金額しか得られず、損をすることもあります。

4. 固定資産税の負担増

放置すると「特定空家」として指定され、行政からの指導や処分を受けることがあります。その結果、固定資産税が高くなることも。所有しているだけで税金がかかるので、無駄な負担になります。

まとめ

住んでいない家は湿気や害虫で傷みが進行し、放置すると倒壊やトラブルのリスクが高まります。

定期的に通水したり、換気したりなどの方法で対策できますが、管理にも限界があるでしょう。
そのため、管理を委託するか、もしくは早めに売却するのがおすすめです。

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